同人音声を聴く前に確認したいこと 再生時間・聴く機器・音量の目安
音声作品は、買う前に再生時間と価格を並べて見て、聴くときは音量を上げすぎないようにします。WHOは、個人用の音楽機器などで大きな音を長く聴くことによる聴力低下のリスクを指摘しています。
買う前に見ること
再生時間と価格
音声作品の価格は、画像の作品より高めです。直近4週間にFANZA同人へ登録された「音声付き」タグの新作435本では、価格の中央値が825円で、イラスト・CG集(352円)の2倍以上でした(形式ごとの価格帯)。
価格を見るときは、再生時間と並べます。同じ価格でも、全体の長さや、1つのトラックの長さは作品ごとに違います。
聴く場所と機器
音声作品には、イヤホンやヘッドホンで聴くことを前提にした作品があります。作品説明に推奨する聴き方が書かれている場合は、それに合う機器を持っているかを確認します。
- 家族や同居人がいる環境では、スピーカーではなくイヤホンやヘッドホンで聴く場面が多くなります。
- 通勤中など周りの音が大きい場所で聴くと、つい音量を上げがちです。落ち着いて聴ける場所と時間を選ぶほうが、作品も楽しみやすくなります。
聴くときの音量
WHOのファクトシートは、安全でない聴き方によって、10億人を超える若い成人が、恒久的で避けられるはずの聴力低下のリスクにさらされていると説明しています。
WHOは2019年に、国際電気通信連合(ITU)と共同で、スマートフォンや音楽プレーヤーなどの個人用オーディオ機器に関する国際標準を発表しました。この発表では、12〜35歳の約半数にあたる約11億人が、個人用オーディオ機器などで大きな音に長くさらされることによる聴力低下のリスクを抱えているとしています。
同じ発表で、機器に備えることが推奨された機能は次のとおりです。
- サウンドアローワンス: 聴いた音の大きさと時間を記録し、基準となる量の何%を使ったかを示す機能
- 利用者ごとの記録: 自分の聴き方にもとづいて、安全な聴き方の情報を示す機能
- 音量を制限する設定: 自動で音量を下げる機能や、保護者による制限
- 安全な聴き方の情報の提供
スマートフォンなどに、聴いた音量を記録する機能や、大きな音量を知らせる機能があれば、それを使うと音量の上げすぎに気づきやすくなります。機能の有無や名前は機種によって違うため、使っている機器の設定画面や説明書で確認してください。
まとめ
| いつ | 確認すること |
|---|---|
| 買う前 | 再生時間と価格の釣り合い、推奨する聴き方と自分の機器 |
| 聴く前 | 落ち着いて聴ける場所か、音量を上げすぎない環境か |
| 聴くとき | 機器の音量記録・音量制限の機能を使う |
耳の聞こえに違和感があるときは、自己判断せず耳鼻咽喉科を受診してください。
作品全般の確認点は「同人作品を買う前に見直す5つの項目」にまとめています。
出典・データの取得元
- WHO「New WHO-ITU standard aims to prevent hearing loss among 1.1 billion young people」(2019年2月12日)(確認日: 2026-09-16)
- WHO ファクトシート「Deafness and hearing loss」(確認日: 2026-09-16)
- DMM Webサービス 商品情報API(音声付きタグの新作の価格を編集部が集計)(確認日: 2026-09-15)